大自然に恵まれた【岩手県の名水】5カ所をご紹介~名水百選より~

大自然に恵まれた【岩手県の名水】5カ所をご紹介~名水百選より~

森林の面積が広大な奥羽(おうう)の地、岩手県。

今回ご紹介するのは、地底湖の透明度が世界一高い「龍泉洞地底湖の水(りゅうせんどうちていこのみず)」、古来からたくさんの言い伝えが残る名水「金沢清水」、江戸時代から人々の生活を支えてきた盛岡市内の共同井戸の水「大慈清水・青龍泉(だいじしみず・せいりゅうすい)」、中心市街地を走りながらも子どもたちが水遊びする「中津川綱取ダム下流(なかつがわつなとりだむかりゅう)」、まわりの水は強酸性でもただ一つだけpH7の中性を示している奇跡の水「須川岳秘水ブナの恵み(すがわだけひすいぶなのめぐみ)」の5カ所です。

以下の文章では、岩手県のすぐれた名水についてご紹介していきます。

昭和の名水百選

龍泉洞地底湖の水

読みがな:りゅうせんどうちていこのみず。

「龍泉洞地底湖の水」は岩手県東部にある下閉伊郡岩泉町(しもへいぐんいわいずみちょう)にあります。岩泉町の岩泉という地名は、泉がわく岩のある場所ということからつけられたと言われ、土地の人々は龍泉洞のことを「水がわき出る口」という意味でワックツ(湧口)とも呼んで親しんでいました。

龍泉洞内では数カ所に地底湖がつくられていて、特に第三地底湖は水深120mで日本一、地下水は透明度41.5mと世界一になっています。また、水はカルシウムを多く含む弱アルカリ性をで、年間を通して約9℃と一定しています。現在では地底湖の水を利用したいろいろなおみやげが売られています。

龍泉洞地底湖の水

種類

湧水

所在地・アクセス

岩手県下閉伊郡岩泉町

水質データ

水温 9.8℃
硬度(mg/L) 74.8(中硬水)
水素イオン濃度(pH) 7.2
電気伝導度(EC) 180.3
塩化物イオン(Cl 2.3
硝酸イオン(NO3 1.5
硫酸イオン(SO42- 1.9
重炭酸イオン(HCO3 91.5
ナトリウムイオン(Na+ 2.5
カリウムイオン(K+ 0.5
マグネシウムイオン(Mg2+ 1.3
カルシウムイオン(Ca2+ 27.8
二酸化ケイ素(SiO2 139.1

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龍泉洞の水

「モンドセレクション」3年連続金賞受賞、「世界最高品質賞」「最高金賞」受賞など、数々の賞を獲得している龍泉洞の水は、透明度の高い龍泉洞の地底湖に湧き出た水を使用しています。

石灰岩層を通り抜けるためカルシウム含有量が非常に高く、そのため軟水の中でも硬度が高い水となっております。天然ミネラルを損なわないために非加熱処理されていますが、お客様に安心・安全にお飲みいただくために最新のセラミック膜フィルターで除菌ろ過する方式が採用されています。

さらに放射能検査も頻繁に行っており、結果を開示していますので参考にされると良いでしょう。

金沢清水

読みがな:かなざわしみず。

八幡平(はちまんたい)市は岩手県の北西にあり、岩手山のふもとの7カ所に年間の平均水温9~13℃の水があちこちに湧き出ています。これをまとめて「金沢清水」、別名「座頭清水(ざとうしみず)湧水群」とよばれてきました。

この水源は昔から多くの言い伝えがのこるなど、古くから多くの人に親しまれてきた歴史があります。また、同地域は十和田・八幡平(とわだ・はちまんたい)国立公園のとなりであるため、森林を保護するために湧水群の周辺の木のきりすぎを禁止しています。

さらに、地域住民が清掃活動によく協力していることから、水は昔と変わらぬ姿になっており、この水が水道水、魚の養殖、灌漑(かんがい)用水などいろいろな場面で利用されています。

金沢清水

種類

湧水

所在地・アクセス

岩手県八幡平市

水質データ

水温 11.5℃
硬度(mg/L) 78.0(中硬水)
水素イオン濃度(pH) 6.6
電気伝導度(EC) 234.7
塩化物イオン(Cl 15.0
硝酸イオン(NO3 0.7
硫酸イオン(SO42- 24.6
重炭酸イオン(HCO3 69.5
ナトリウムイオン(Na+ 9.2
カリウムイオン(K+ 4.0
マグネシウムイオン(Mg2+ 4.7
カルシウムイオン(Ca2+ 23.5
二酸化ケイ素(SiO2 193.9

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いわて八幡平の大湧水

岩手山麓にある岩手県八幡平市・金沢清水から湧き出るバナジウムを含んだ良質の天然水です。バナジウムは国内でもめずらしい貴重なミネラル成分の一種ですので健康に気を使う方にもおススメです。

朝の目覚めやおやすみ前、スポーツの後、お風呂上がりの水分補給に便利な500mlペットボトル入りです。

まろやかな軟水ですので、コーヒーやお茶をいれたり、炊飯やお料理にもおいしくお使いいただけます。

平成の名水百選

大慈清水・青龍泉

読みがな:だいじしみず・せいりゅうすい。

岩手県中央部に位置する盛岡市は、奥羽山脈(おううさんみゃく)や北上高地に囲まれている水に恵まれた町です。

盛岡市鉈屋町(なたやちょう)では、少なくとも江戸時代には「大慈清水」と「青龍泉」からひいた共同井戸の水が飲み水や生活用水に使われてきました。明治時代になると多くの人が安心して水が使えるように用水組合がつくられ、現在でも定期的に井戸の掃除や管理が行われてきました。

そのため、今でも良質の天然水を求めて多くの人がにぎわい、この清らかな水を生かした酒やとうふが作られ、こんにゃく、麩(ふ)、そばなどの店も出されています。

大慈清水・青龍泉

種類

地下水

所在地・アクセス

岩手県盛岡市

水質データ

水温 14.6℃
硬度(mg/L) 68.6(中硬水)
水素イオン濃度(pH) 6.6
電気伝導度(EC) 246.0
塩化物イオン(Cl 21.1
硝酸イオン(NO3 28.2
硫酸イオン(SO42- 19.9
重炭酸イオン(HCO3 36.6
ナトリウムイオン(Na+ 18.0
カリウムイオン(K+ 1.3
マグネシウムイオン(Mg2+ 6.2
カルシウムイオン(Ca2+ 17.5
二酸化ケイ素(SiO2 不明

中津川綱取ダム下流

読みがな:なかつがわつなとりだむかりゅう。

岩手県の県庁所在地で人口30万人をほこる盛岡市には、東北地方で最大の流域面積を誇る北上川、その支流である雫石川(しずくいしがわ)、盛岡市の東西を流れる中津川と3つの川が流れています。

中でも中津川は川の底が見えるほど澄んでいるので、市街地の中心を流れているにもかかわらず、夏には子どもたちが水遊びをするなど多くの人に親しまれてきました。

また、河川敷は散歩道が整備されているので、春夏秋冬の眺めが楽しめるスポットにもなっています。夏にはアユが泳ぎ、秋には卵をうむためにサケがのぼり、冬には白鳥が飛んでくるなど、人間を含む多くの生き物にとって大切な場所となっています。

中津川綱取ダム下流

種類

河川

所在地・アクセス

岩手県盛岡市

水質データ

水温 22.6℃
硬度(mg/L) 20.5(軟水)
水素イオン濃度(pH) 8.0
電気伝導度(EC) 75.2
塩化物イオン(Cl 2.9
硝酸イオン(NO3 1.0
硫酸イオン(SO42- 2.4
重炭酸イオン(HCO3 23.8
ナトリウムイオン(Na+ 3.8
カリウムイオン(K+ 0.4
マグネシウムイオン(Mg2+ 1.5
カルシウムイオン(Ca2+ 5.8
二酸化ケイ素(SiO2 不明

須川岳秘水ブナの恵み

読みがな:すがわだけひすいぶなのめぐみ。

「須川岳秘水ブナの恵み」は、300年以上前から長期滞在する人のための温泉地がある須川岳にあります。昔は、温泉に来た客の荷物をかつぐ職人たちののどを潤(うるお)す水でした。

しかし、いつしか水源の場所が誰もわからなくなる中、自動車が登場して道路の整備が行われていくと、昭和60年代にブナ原生林を開発する計画が持ち上がりました。そこで、地元住民は自然保護を訴えながら名水を探し、ついに2000(平成12)年に幻の名水を発見するにいたりました。

須川岳は火山で沢や川がpH3と強い酸性になっていますが、「須川岳秘水ブナの恵み」はpH7くらいの中性を示しているので「奇跡の水」ともいわれています。今は水飲み場がつくられ、各家庭で飲み水、コーヒー、お茶、水割り、ごはん用などに使われています。

須川岳秘水ブナの恵み

種類

湧水

所在地・アクセス

須川岳秘水ブナの恵み

水質データ

水温 不明
硬度(mg/L) 不明
水素イオン濃度(pH) 不明
電気伝導度(EC) 不明
塩化物イオン(Cl 不明
硝酸イオン(NO3 不明
硫酸イオン(SO42- 不明
重炭酸イオン(HCO3 不明
ナトリウムイオン(Na+ 不明
カリウムイオン(K+ 不明
マグネシウムイオン(Mg2+ 不明
カルシウムイオン(Ca2+ 不明
二酸化ケイ素(SiO2 不明

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