雄大な自然が育んだ【北海道の名水】5カ所をご紹介～名水百選より～

雄大な自然が育んだ【北海道の名水】5カ所をご紹介～名水百選より～

日本で最も北にある大地、北海道。寒さが厳しい環境でありつつも雄大な自然の中で育まれた水源の中から、昭和・平成の名水百選にて特色ある5カ所が選ばれました。

今回ご紹介するのは「えぞ富士」とも呼ばれ地域住民からも親しまれる羊蹄山の「羊蹄のふきだし湧水（ようていのふきだしゆうすい）」、名水百選の中では最も北にある湧水である「甘露泉水（かんろせんすい）」、日本最北の凍らない湖から分岐された「ナイベツ川湧水」、北海道を代表する峰のふもとから生命力あふれる森に湧き出た「大雪旭岳源水（たいせつあさひだけげんすい）」、厳しい寒さでありながら美しく緑豊かな森林に囲まれた「仁宇布の冷水と十六滝（にうぶのれいすいとじゅうろくたき）」の5カ所です。

以下の文章では、そのような素晴らしい5カ所の名水について順を追ってご紹介していきます。

目次

昭和の名水百選

羊蹄のふきだし湧水

読みがな：ようていのふきだしゆうすい。

北海道を代表する山で「えぞ富士」とも呼ばれる羊蹄山。ここには多くの湧水があります。

その一つである「羊蹄のふきだし湧水」は多くの人のいこいの場である「ふきだし公園」内にあり、水の温度は一年を通して変わらないと言われてきました。

この水を使って現地ではニジマスが養殖されていますが、ニジマスはきれいな水で育つので、このスポットの水はとても澄んでいると言えるでしょう。

ここは多くの人が接することができるほど身近なものでありながら、地域の人々によってきれいな状態で保たれていて、水の一部は町の水道としても使われ、水を観光資源として利用しようとする京極町（きょうごくちょう）でも積極的に保護に乗り出しています。

羊蹄のふきだし湧水

名水百選選抜総選挙

種類

湧水

所在地・アクセス

北海道虻田郡京極町

水質データ

水温 6.8℃
硬度（mg/L） 22.1（軟水）
水素イオン濃度（pH） 6.7
電気伝導度（EC） 102.4
塩化物イオン（Cl–） 5.8
硝酸イオン（NO3–） 4.1
硫酸イオン（SO42-） 5.7
重炭酸イオン（HCO3–） 31.1
ナトリウムイオン（Na+） 9.0
カリウムイオン（K+） 1.6
マグネシウムイオン（Mg2+） 1.8
カルシウムイオン（Ca2+） 5.9
二酸化ケイ素（SiO2） 113.5

通販で購入できるおすすめ品

カムイワッカ麗水　5年保存水

カムイワッカとはアイヌ語で「神の水」と言う意味です。その名前を用いたカムイワッカ麗水（れいすい）は、洞爺湖サミット首脳晩さん会で使用された安全なミネラルウォーターで、名水「羊蹄のふきだし湧水」の自然水に熱を加え・殺菌処理しボトリングしています。

旧厚生労働省が定めた「おいしい水の条件」の数値基準を満たしており、賞味期限は5年と他のミネラルウォーターと比較して長く保存できるのが特徴的です。

カムイワッカ麗水　15年保存水

カムイワッカ麗水の中でも、最も長く保存できるミネラルウォーターとして、平成28年8月25日より販売開始となりました。

また15年間保存できる水は、メーカー調べによると国内でも最長です。上記にある5年保存水と比較すると価格が多少高めに設定されているのですが、地震などの災害時に活躍する備蓄水として、長く買い換えの必要がないミネラルウォーターです。

進化型水素水　PIRAQUA

キャップを開けると同時に水素吸蔵パウダーがナチュラルウォーターと反応して水素を発生させるシステムを採用しています。

日本名水百選「北海道羊蹄山のふきだし湧水」を使用しています。軟水でカルシウムやマグネシウムの金属イオンをあまり含んでいないので、雑味のないまろやかな口当たりになっています。

持ち運びやすくスリムなペットボトルタイプなので、お出かけ先やジムなど運動時の水分補給に最適です。

羊蹄のふきだし湧水　1Lスタンディングパウチ

えぞ富士とも呼称される秀峰羊蹄山（しゅうほうようていざん）に降り積もる雪が岩肌に染み込み、半世紀以上かけて羊蹄山の地層をフィルターとして天然ろ過され育まれたナチュラルウォーターです。毎日飲むミネラルウォーターとして、飲みやすく最適です。

独特の形状のスタンディングパウチの容器は、環境にやさしいごみ処理に適応した容器です。そのまま凍らせればレジャーのときにはロックアイスとして、また蓄冷材（ちくれいざい）としてもご利用いただけます。

甘露泉水

読みがな：かんろせんすい。

「甘露泉水」は昭和・平成の「名水百選」の中では日本で最も北にある湧き水です。

利尻島（りしりとう）は、日本で最も北にある国立公園の「利尻礼文（りしりれぶん）サロベツ国立公園」に位置しています。湧き水のある利尻山は、「利尻富士」とも呼ばれて今日まで親しまれてきました。

登山道の鴛泊（おしどまり）コース3合目付近に湧く水は登山者の飲み水に利用され、住民のいこいの場にもなっています。この湧水によって、水道を通して島の住民に飲み水がいきわたるなど人々の生活だけでなく、「利尻の水」として商品化が行われるなど町の産業にも影響を与えています。

甘露泉水

種類

湧水

所在地・アクセス

北海道利尻郡利尻富士町

水質データ

水温 6.1℃
硬度（mg/L） 14.9（軟水）
水素イオン濃度（pH） 6.7
電気伝導度（EC） 92.2
塩化物イオン（Cl–） 11.0
硝酸イオン（NO3–） 0.4
硫酸イオン（SO42-） 2.6
重炭酸イオン（HCO3–） 31.1
ナトリウムイオン（Na+） 11.7
カリウムイオン（K+） 1.5
マグネシウムイオン（Mg2+） 1.7
カルシウムイオン（Ca2+） 3.2
二酸化ケイ素（SiO2） 106.5

通販で購入できるおすすめ品

リシリア

リシリアはほんのりと甘さが感じられる甘露泉水から採水しております。硬度が14.1と軟水の中でも低いため、赤ちゃんでもお年寄りでも安心して飲むことができます。

また、骨や血管を強くする天然の「ケイ素」を多く含んでおりますので、年齢を重ねるごとに減少する「ケイ素」を、リシリアを通して補ってみてはいかがでしょうか。

ナイベツ川湧水

読みがな：ないべつがわゆうすい。

北海道千歳市にある支笏湖（しこつこ）は支笏洞爺国立公園（しこつとうやこくりつこうえん）にあります。

この湖の水は、地下にもぐりこんでたくさんの湧き水をつくっており、「ナイベツ川湧水」はその湧き水の中でも代表的なものとして知られています。ナイベツ川は漢字で「内別川」、「苗別川」とも書き、アイヌ語では「ナイプツ」とも呼ばれていて、サケが多い由来からナイプツの名が付けられたという説があります。

この湧水は水質が良く、千歳市の水道を通じて水が供給されてきました。また、ナイベツ川流域は、縄文文化期からアイヌ文化期に至るまでの遺跡が確認されているため、古来から人々の暮らしに大切な自然が豊かな水の環境であったことがうかがえます。

ナイベツ川湧水

種類

湧水

所在地・アクセス

北海道千歳市

水質データ

水温 9.6℃
硬度（mg/L） 17.9（軟水）
水素イオン濃度（pH） 6.6
電気伝導度（EC） 77.4
塩化物イオン（Cl–） 3.8
硝酸イオン（NO3–） 0.0
硫酸イオン（SO42-） 4.0
重炭酸イオン（HCO3–） 28.6
ナトリウムイオン（Na+） 6.2
カリウムイオン（K+） 1.6
マグネシウムイオン（Mg2+） 1.4
カルシウムイオン（Ca2+） 4.9
二酸化ケイ素（SiO2） 104.5

平成の名水百選

大雪旭岳源水

読みがな：たいせつあさひだけげんすい。

北海道を代表する大雪山の中でも、最も高い旭岳（標高2,291m）は東川町にある火山です。その山のふもとは広葉樹におおわれた自然が豊かな森林が広がっており、さまざまな生き物たちがいます。

「大雪旭岳源水」は旭岳の山のふもとから地下にもぐりこんできた水で、降った雪が地面の中に深くしみ込み、長い年月をかけてろ過されてきました。この雪どけ水にはカルシウムやマグネシウムなどのミネラルをバランスよく含み、水温は1年を通して7℃と一定しているといわれています。

この湧水は、地下水として利用されるなど住民の生活にとって重要であるばかりなく、稲作を始めとする農業などの地域の産業を支えているため、町のシンボルとして多くの人々にとってかけがえのない存在になっています。

大雪旭岳源水

名水百選選抜総選挙

種類

湧水

所在地・アクセス

北海道上川郡東川町

水質データ

水温 不明
硬度（mg/L） 不明
水素イオン濃度（pH） 不明
電気伝導度（EC） 不明
塩化物イオン（Cl–） 不明
硝酸イオン（NO3–） 不明
硫酸イオン（SO42-） 不明
重炭酸イオン（HCO3–） 不明
ナトリウムイオン（Na+） 不明
カリウムイオン（K+） 不明
マグネシウムイオン（Mg2+） 不明
カルシウムイオン（Ca2+） 不明
二酸化ケイ素（SiO2） 不明

通販で購入できるおすすめ品

ゆきのみず

自然があふれる北海道大雪山でろ過され、人工的なミネラル調整や、加工をしていない大自然から得たおいしさを保って、ボトリングされたナチュラルミネラルウォーターです。

すっきりとした口あたりでキレがよく、のどごしも優しい軟水で、コーヒーや日本茶を入れたり、赤ちゃんの水分補給、ふっくら粘り気のあるご飯を炊いたりと、幅広くご利用いただけます。

全国の著名なホテルやレストランでも採用されています。

大雪旭岳源水

北海道の最高峰「大雪旭岳」の雪どけ水が大地にしみこみ永い年月をかけて流れだした天然のミネラルウォーターが湧き出たものです。その清らかな味わいは「平成の名水百選」にも選ばれ、多くの人々に愛されてやまない名水とされてきました。

加熱処理しない無菌充填方式（むきんじゅうてんほうしき）を採用していますが、安心して安全にお飲みいただくために、0.01ミクロンの物質までの除去が試みられるUF膜ろ過方式がとり入れられています。

平成の名水百選　大雪旭岳源水

北海道の中央にそびえる大雪山連邦の雪どけ水が長い間地中でみがかれ、ふもとで「名水　大雪旭岳源水」として湧き出た水を使用しております。平成の名水百選　大雪旭岳源水は、カルシウム（2.2mg/100ml）とマグネシウム（0.9mg/100ml）が人の体にとって理想的な含有比率となっております。

2Lのペットボトル1本当たり0.5円を、地元東川町へ寄付し、東川町の環境保全に役立てています。

仁宇布の冷水と十六滝

読みがな：にうぶのれいすいとじゅうろくたき。

中川郡美深町（びふかちょう）からオホーツク海方面に約20kmを進むと、「仁宇布の冷水」があり、「十六滝」はこの周辺の地域に散らばるように位置しています。

仁宇布の冷水は、地元のお年寄りの話をもとに発見されたもので、昔から山仕事をしていた人は疲れた体をこの冷水で回復させてきたと現地の人々によって伝えられてきました。真夏でも6℃と冷たく、ミネラルが豊富な軟水であるという特徴があり、旧厚生労働省の「おいしい水の要件」を満たしている湧水です。

この冷水はまろやかで爽やかな味わいがあり、コーヒー、水割り、そば料理などに利用されています。

仁宇布の冷水と十六滝

種類

湧水

所在地・アクセス

北海道中川郡美深町

水質データ

水温 不明
硬度（mg/L） 不明
水素イオン濃度（pH） 不明
電気伝導度（EC） 不明
塩化物イオン（Cl–） 不明
硝酸イオン（NO3–） 不明
硫酸イオン（SO42-） 不明
重炭酸イオン（HCO3–） 不明
ナトリウムイオン（Na+） 不明
カリウムイオン（K+） 不明
マグネシウムイオン（Mg2+） 不明
カルシウムイオン（Ca2+） 不明
二酸化ケイ素（SiO2） 不明

北海道の名水百選マップ

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