浄水型ウォーターサーバーの硬度は地域の水道水で決まる
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結論から述べます。浄水型ウォーターサーバーから出てくる水の硬度は、メーカーや機種ではなく「住んでいる地域の水道水」に左右されます。
本記事では、浄水型5社の公式サイトに硬度の数値が記載されていないという事実を出発点に、その構造的な理由と、硬度を基準にサーバーを選ぶ場合の判断ロジックを整理します。掲載する数値はすべて税込・2026年8月時点の各社公式サイト記載にもとづきます。
目次
結論:浄水型の硬度は「住んでいる地域の水道水」で決まる
浄水型ウォーターサーバーは、特定の採水地から水を運んでくる宅配水と異なり、各家庭の水道水を原水としてフィルターでろ過する方式です。原水となる水道水の水質は地域の水源ごとに異なるため、メーカー側は「この硬度の水が出ます」と全国一律の数値を示すことができません。
実際、後述の表1のとおり、浄水型5社の公式サイトにはいずれも提供される水の硬度の記載がありません。
なお、浄水フィルターが硬度成分(カルシウム・マグネシウム)をどの程度除去するのか(あるいはしないのか)については、5社いずれの公式サイトにも記載が確認できなかったため、本記事では断定しません。
確実に言えるのは、「原水が地域の水道水である以上、出てくる水の水質は地域の水道水の影響を受ける」という方式上の構造です。硬度の数値を確定させたい場合は、採水地と硬度が公式に明記されている宅配水を選ぶことになります。
事実確認:浄水型5社の公式サイトに硬度の記載がない
表1に浄水型5社の硬度に関する公式記載の有無と、基本条件をまとめました。5社とも月額は定額の使い放題で、水量による変動はありません。
| サービス名 | 月額(税込) | 硬度の公式記載 | 最低利用期間 | 解約金(1年未満で解約した場合) |
|---|---|---|---|---|
| every frecious(エブリィフレシャス) | 3,300円 | 公式サイトに記載なし | 3年 | 40,000円(不課税) |
| クリクラ feelfree putio(プティオ) | 3,140円 | 公式サイトに記載なし | 5年(実質) | 35,000円(不課税・4〜5年未満5,000円まで段階制) |
| しずくりあ Skitto(スキット) | 2,640円 | 公式サイトに記載なし | 公式サイトに記載なし(無期限契約・実質5年の段階制解約金) | 55,000円(4〜5年未満11,000円まで段階制) |
| ハミングウォーター | 3,300円 | 公式サイトに記載なし | 2年 | 16,500円 |
| ウォータースタンド(アイコン) | 4,400円 | 公式サイトに記載なし | なし | 0円 |

なお提供エリアにも条件があり、クリクラ feelfree putioは沖縄・離島が、しずくりあは一部離島が提供対象外です(A8プログラム情報・2026年8月確認)。
浄水型5社のうち月額が最も低いのは、表1のとおりしずくりあ Skittoの2,640円、次いでクリクラ feelfree putioの3,140円ですが、この2社は実質5年の契約拘束がある点に注意が必要です。しずくりあは1年未満の解約で55,000円から始まる段階制、putioは1年未満35,000円(不課税)から始まる段階制の解約金が設定されています。
一方、5社とも「硬度の公式記載」の列は同じです。これは各社の情報開示が不十分なのではなく、原水が家庭ごとの水道水である以上、方式として硬度を一律に示せないためと整理できます。
対比:宅配水5社は硬度を公式サイトに明記している
同じウォーターサーバーでも、採水地の決まった水をボトルで届ける宅配水では事情が異なります。表2のとおり、宅配水5社はいずれも硬度の数値を公式サイトに明記しており、その範囲は22〜50mg/Lです。各社とも自社の水を軟水と説明しています。
| サービス名 | 硬度(mg/L) | 備考 |
|---|---|---|
| フレシャス(FRECIOUS) | 22 | FRECIOUS富士の値(採水地により異なる) |
| プレミアムウォーター | 25 | 富士吉田の値(採水地は届け先により自動指定) |
| アクアクララ | 29.7 | RO膜ろ過にミネラルを配合した水 |
| コスモウォーター | 31 | 京都の値(採水地は届け先地域で自動決定) |
| オーケンウォーター | 50 | 富士山の値(採水地は届け先により自動決定) |
宅配水が硬度を明記できるのは、原水が特定の採水地に固定されているからです。逆に言えば、表1と表2の違いそのものが、「浄水型の水質は設置場所の水道水に依存する」ことの裏付けになっています。
なお、オーケンウォーター・コスモウォーター・プレミアムウォーターは採水地が複数あり、表2の数値は代表値です。契約前に届け先地域の採水地を公式サイトで確認することをおすすめします。
地域によって水の硬度は大きく異なる
「地域によって水の硬度が異なる」と言われても実感しづらいかもしれませんが、水源ごとに水質が大きく違うことは、当サイトが各都道府県の名水を調査してきた記事群でも確認できます。たとえば北海道の名水5カ所と青森県の名水5カ所では、同じ北日本でも水源の成り立ち(火山性の伏流水・山地の湧水など)がそれぞれ異なり、水質データにもその差が表れています。
さらに岩手県の名水5カ所、秋田県の名水4カ所、山形県の名水3カ所、宮城県の名水2カ所と隣接する県どうしを見比べても、水源ごとの硬度は一様ではありません。各水源の具体的な硬度の数値は、それぞれの記事内の水質データ表で確認できます。
水道水の水源(河川・ダム・地下水)も地域ごとに異なります。つまり、まったく同じ浄水型サーバーを設置しても、原水となる水道水が違えば、出てくる水が同じになる保証はどこにもない、ということです。
浄水型を検討する際は、お住まいの自治体(水道局)が公表している水質検査結果で、地域の水道水の硬度を確認しておくと判断材料になります。
硬度を基準にした選び方の判断ロジック
硬度の数値を確定させたい場合:宅配水
コーヒーや出汁など、水の硬度を数値で管理したい場合は、硬度が公式に明記されている宅配水(表2)が候補になります。5社の硬度は22〜50mg/Lの範囲にあり、どの社を選んでも各社が軟水と説明する水質です。硬度の数値そのものを選択の根拠にできるのは、現状では宅配水だけです。
地域の水道水の水質で問題なく、コストを固定したい場合:浄水型
ふだん飲んでいる水道水の水質に不満がなく、使う量を気にせず月額を固定したい場合は、定額使い放題の浄水型が候補になります。ただし本記事で整理したとおり、出てくる水の硬度は公式に保証されず、地域の水道水に依存します。
「浄水型は結局のところ水道水なのでは」という疑問に対しては、「原水は水道水であり、硬度など原水由来の水質は地域に依存します。その上でフィルターろ過と温水・冷水機能に月額を払う方式」というのが、公式記載の事実に即した答えになります。
まとめ
浄水型ウォーターサーバー5社の公式サイトには硬度の記載がなく、これは原水が各家庭の水道水であるという方式の構造によるものです。
硬度の数値を確定させたいなら硬度明記の宅配水(22〜50mg/L)、地域の水道水を前提に定額で使いたいなら浄水型、というのが硬度を軸にした場合の結論です。以下は浄水型5社のうち、当サイトから申し込み可能な3社です。
every frecious(エブリィフレシャス)公式サイト:月額3,300円(公式サイト記載・2026年8月調査)の定額使い放題で水量による変動なし。最低利用期間は3年で、3年未満の解約は40,000円(不課税)です。
every frecious 公式サイトで詳細を見る
クリクラ feelfree putio 公式サイト:月額3,140円(公式サイト記載・2026年8月調査)の定額使い放題で水量による変動なし。月額を抑えられる一方、実質5年の契約拘束があり、解約金は1年未満35,000円(不課税)から4〜5年未満5,000円までの段階制です。
クリクラ feelfree putio 公式サイトで詳細を見る
しずくりあ Skitto 公式サイト:月額2,640円(公式サイト記載・2026年8月調査)と5社中最も低い定額使い放題で水量による変動なし。ただし実質5年の契約拘束があり、解約金は1年未満55,000円から4〜5年未満11,000円までの段階制です。
しずくりあ 公式サイトで詳細を見る
いずれの社も、出てくる水の硬度が公式サイトに記載されていない点は共通です。契約前に、お住まいの地域の水道水の水質を確認した上で、月額と契約期間の条件で比較することをおすすめします。