キッチンの写真を背景に水道直結型と給水型のサーバー2台を描いたイラスト(方式の違いの記事)

ウォータースタンドと浄水型サーバーの違い

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「ウォータースタンドと浄水型サーバーはどう違うのか」を調べている人向けの記事です。実はこの問いには前提の整理が必要で、ウォータースタンド自体が浄水型ウォーターサーバーの一種です。本当の比較軸は「浄水型かどうか」ではなく、浄水型の中の「水道直結型か、給水型(タンク補充式)か」という接続方式の違いにあります。

本記事では、この2方式の違いを「給水の手間」「設置と工事」「料金」「契約期間・解約金」の4つの軸で整理します。掲載する数値・記載内容はすべて2026年8月時点の各社公式サイト調査にもとづきます。

結論:ウォータースタンドも浄水型。違いは「水道への接続方式」

先に結論です。浄水型ウォーターサーバーとは、宅配水のようにボトルで水を購入するのではなく、水道水をフィルターでろ過して使う定額制のサーバーを指します。ウォータースタンドはこの浄水型に分類され、その中でも水道の配管とサーバーを直接つなぐ「水道直結型」を主力とするサービスです。

一方、世の中で「浄水型サーバー」として紹介されることが多いevery frecious(エブリィフレシャス)、クリクラ feelfree putio、しずくりあ、Locca(ロッカ)などは、サーバー上部などのタンクに水道水を手で注いで使う「給水型(タンク補充式)」です。つまり比較すべきは次の2方式です。

どちらも「水道水をろ過して定額で使い放題」という点は共通で、違いが出るのは給水の手間・設置方法・料金水準・契約条件の4点です。以下で順に見ていきます。

窓辺の明るいキッチンに設置された水栓とシンク
水道直結型は、キッチンの水栓の配管から水を取り出します。写真:浪宣 张/Pexels

浄水型ウォーターサーバーの2方式を正確に理解する

水道直結型とは(ウォータースタンドの方式)

水道直結型は、キッチンなどの水栓(蛇口)の配管から分岐部品で水を取り出し、細いホースでサーバーへ送る方式です。一度設置すれば水の補充作業は不要で、フィルターを通した水がいつでも出てきます。ウォータースタンドの公式FAQによると、取付け時間は直結型で60分程度、壁や水栓・水道管に穴を空ける作業は一切なく、取り外し時は元に戻すことが可能とされています(公式サイト記載・2026年8月調査)。設置は水栓から最大10mまで対応と記載されており、キッチンから少し離れた場所にも置けます。

なお、ウォータースタンドの全11機種のうち、ピュアライフS・ピュアライフLは給水型(タンク補充式)です。「ウォータースタンド=すべて水道直結」ではなく、同じサービス内に両方式が用意されている点も押さえておくと選びやすくなります。設置工事の具体的な流れは、水道直結型の設置工事は大変?流れと所要時間で詳しく整理しています。

給水型(タンク補充式)とは

給水型は、サーバーに付属するタンクへ水道水を手で注ぎ、それをフィルターでろ過して冷水・温水にする方式です。水道工事が不要で、コンセントさえあれば設置できるのが特徴です。タンク容量は機種により異なり、例えばLoccaのlittaは3.0L、Slim-RⅡとLocca Smartは4.0L、ウォータースタンドのピュアライフSは3.0Lと公式サイトに記載されています(公式サイト記載・2026年8月調査)

給水型の代表的なサービスには、every frecious・クリクラ feelfree putio・しずくりあ・Loccaがあります。各社の詳しい比較は浄水型ウォーターサーバー5社比較を参照してください。

給水の手間・設置と工事・月額・契約期間と解約金の4軸で水道直結型と給水型を比較した表の図
4つの軸で見た違い。月額は給水型が低く、契約の縛りは直結型のほうが緩い構造です。図:水のソムリエ編集部作成

水道直結型と給水型の比較表

サービス(代表機種)方式月額(税込)給水の方法最低利用期間・解約金
ウォータースタンド(アイコン)水道直結型4,400円水道から自動給水(補充不要)最低利用期間なし・解約金0円(セルフメンテナンス機種)
every frecious(tall)給水型3,300円タンクに手で補充3年未満の解約は1台40,000円(不課税)
クリクラ feelfree putio給水型3,140円タンクに手で補充実質5年契約・1年未満の解約は35,000円(不課税)から段階制
しずくりあ(Skitto)給水型2,640円タンクに手で補充1年未満の解約は55,000円(税込)から段階制
Locca(litta・Loccaお得プラン6年契約)給水型2,380円タンク(3.0L)に手で補充お得プランは6年・1年未満の解約は60,000円から段階制
表1:水道直結型(ウォータースタンド アイコン)と給水型4社の比較。各社公式サイト記載(2026年8月調査)

いずれも定額の使い放題で、水量による月額の変動はありません(公式サイト記載・2026年8月調査)。Loccaの月額はプランにより異なり、litta「Loccaお得プラン(6年契約)」2,380円のほか、Slim-RⅡ基本プラン2,900円・Locca Smart基本プラン3,300円(いずれも税込)があります。初回登録事務手数料3,300円も別途必要です。

キッチンの水栓から、手に持った容器に水道水を注いでいるところ
給水型はタンクが空になるたびに水道水を注ぎます。直結型にはこの作業がありません(イメージ)。写真:RDNE Stock project/Pexels

違い1:給水の手間——直結型は補充不要、給水型はタンクに注ぐ

日常の使い勝手で最も大きく差が出るのが給水の手間です。水道直結型は水道の配管から自動で給水されるため、タンクへの水の補充という作業自体が存在しません。使った分だけ自動的に補われるので、料理や飲用で水を多く使う家庭でも「タンクが空になって水が出ない」という状況が起きない仕組みです。

給水型は、タンクの水がなくなるたびに水道水を注ぐ必要があります。タンク容量は前述のとおり3.0〜4.0L程度の機種が多く(公式記載のあるもののみ)、使用量が多い家庭ほど補充の回数は増えます。一方で、この方式には水道工事が一切不要という利点があり、コンセントのある場所ならどこにでも置けます。

どちらが良いかは使用量と設置環境によって変わります。この判断軸は水道直結型が向く家庭・向かない家庭で詳しく扱っています。

違い2:設置と工事——直結型は60分程度の取付け、給水型は置くだけ

水道直結型には取付け作業が必要です。ウォータースタンドの公式FAQでは、取付け時間は直結型で60分程度、給水型で20分程度とされています(公式サイト記載・2026年8月調査)。「工事」と聞くと大がかりな印象を持つかもしれませんが、壁や水栓・水道管に穴を空ける作業は一切なく、賃貸住宅でも設置可能、取り外し時は元に戻すことが可能(原状回復可)と公式に記載されています。

水栓の形状などで分岐ができない場合も、シンク下からの分岐・立ち上げ水栓・オリジナル水栓・給水型への切替という4つの対応方法が公式FAQに示されています。設置場所は水栓から最大10mまで対応です。

給水型はこうした取付け作業自体が不要で、届いたサーバーを置いてコンセントにつなげば使い始められます。設置場所の寸法条件が気になる場合は設置寸法の整理記事も参考にしてください。

違い3:料金——月額は給水型が低め、直結型は補充不要の分が上乗せ

表1のとおり、月額は給水型が2,380〜3,300円(税込)の範囲に収まり、水道直結型のウォータースタンド アイコンは4,400円(税込)です。差額はおおむね「自動給水の仕組みと取付け対応」に相当すると整理できます。なおウォータースタンドのアイコンは初期費用0円・フィルター代は月額込み(6ヶ月に1回無料配送)で、電気代の目安は月518円(冷水18L・温水18L使用時・27円/kWhのJDSA基準)と公式に記載されています(公式サイト記載・2026年8月調査)

浄水型は方式を問わず「水道水を使う」ため、宅配水のように水そのものの代金はかかりません。宅配水との比較は浄水型と宅配水の比較記事で整理しています。

違い4:契約期間と解約金——直結型のウォータースタンドは縛りなし

意外に思われるかもしれませんが、契約条件は「工事のある直結型のほうが縛りが緩い」という結果になっています。ウォータースタンドのセルフメンテナンス機種(アイコンを含む)は最低利用期間なし・解約金0円と公式FAQに明記されています(訪問メンテナンス機種は1年未満の解約で撤去費6,600円税込)(公式サイト記載・2026年8月調査)

一方の給水型4社は、表1のとおりいずれも一定期間内の解約で解約金が発生します。every freciousは3年未満で40,000円(不課税)、クリクラ feelfree putioは1年未満35,000円(不課税)から利用期間に応じた段階制、しずくりあは1年未満55,000円(税込)から段階制、Loccaはお得プラン(6年)が1年未満60,000円・その他プランが1年未満50,000円から段階制で減額され、5年(お得プランは6年)以上で0円です。各社の解約金の全体像は解約金10社一覧にまとめています。

補足:フィルター交換の条件は方式ではなく機種ごとに異なる

浄水型を比較するとき見落としやすいのが、フィルター交換の周期と費用です。これは直結型・給水型という方式の違いではなく、機種ごとに設定されています。公式サイトに記載のある交換周期を並べると次のとおりです(各社公式サイト記載・2026年8月調査)

いずれの社もフィルター代は月額に含まれる形で、交換のたびに追加費用が発生する建て付けではありません。交換作業の考え方や各社の詳しい条件はフィルター交換の整理記事で扱っています。

白を基調とした明るいアイランドキッチン
キッチンのどこに置けるかが、方式を決める条件になります。写真:Curtis Adams/Pexels

どちらを選ぶか:判断の目安

ここまでの4つの違いを踏まえると、判断の目安は次のように整理できます。

水道直結型を選ぶ場合、ウォータースタンドの主力機種はアイコンです。月額4,400円(税込)に自動給水・フィルター6ヶ月ごと無料交換・温水3段階(約70℃/約80℃/約90℃)・常温水対応が含まれ、未使用6時間経過で15分間のUV殺菌が自動作動するセルフメンテナンス設計と公式に記載されています(公式サイト記載・2026年8月調査)

ウォータースタンド アイコン(水道直結型)
月額4,400円(税込)の定額使い放題。水道直結の自動給水でタンク補充不要。最低利用期間なし・解約金0円(セルフメンテナンス機種)・初回設置費無償(公式サイト記載・2026年8月調査)
※取付けは60分程度・穴あけ作業なしで賃貸でも設置可能です
ウォータースタンド公式サイトで料金を見る

まとめ

ウォータースタンドは浄水型ウォーターサーバーの一種であり、「ウォータースタンド vs 浄水型」という比較は正確ではありません。正しい比較軸は、浄水型の中の「水道直結型か給水型か」です。

いずれの記載も2026年8月時点の各社公式サイト調査にもとづくため、契約前には最新の公式情報の確認をおすすめします。