ウォーターサーバーは軟水・硬度で選べる?5社の硬度一覧
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結論から言うと、国内主要ウォーターサーバーのうち宅配水5社の水は、硬度22〜50mg/L(各社公式サイト記載・2026年8月調査)と、すべて軟水の範囲に収まっています。「軟水と硬水のどっちを選ぶか」で迷う必要は実はほとんどなく、選べるのは「軟水の中での硬度の高低」です。
この記事では、硬度の定義と軟水・硬水の区分を整理したうえで、宅配水5社の硬度一覧(表1)と、採水地による硬度の変動、硬度の差が意味を持つ場面の判断ロジックをまとめます。掲載する硬度の数値は、すべて2026年8月時点の各社公式サイト記載にもとづきます。
目次
軟水・硬水とは:硬度の定義と区分
硬度とは、水1Lに含まれるカルシウムとマグネシウムの量を、炭酸カルシウム量に換算して表した数値(mg/L)です。この数値が低い水を軟水、高い水を硬水と呼びます。区分の目安には次の2つがよく使われます。
- 一般に軟水とされる目安:60mg/L未満(さらに細かい段階に分ける整理もあり、区分の呼び方は資料により幅がある)
- 日本で慣用的に使われる区分:100mg/L未満を軟水、100mg/L以上を硬水と大きく2つに分ける呼び方
日本の水道水や国産の天然水は、地質の関係で大半が軟水です。ウォーターサーバー各社が扱う水も例外ではありません。したがって「軟水か硬水か」という二択は、国内のウォーターサーバー選びではほぼ発生せず、実際の比較軸は「軟水どうしの硬度の差」になります。
宅配水5社の硬度一覧
宅配水5社の硬度を、代表値の低い順に表1に整理しました。5社のうち4社は採水地(または水の種類)によって硬度が変わるため、表1の数値は各社の代表値です。どの数値がどの条件の値かは表1の右列と、続く見出しで開示します。
| サービス名 | 代表硬度(mg/L) | 区分 | 採水地による変動 |
|---|---|---|---|
| フレシャス(FRECIOUS) | 22(FRECIOUS富士) | 軟水 | あり(木曽20・朝霧高原83。水の種類ごとに異なる) |
| プレミアムウォーター | 25(富士吉田) | 軟水 | あり(採水地は自動指定で選択不可。富士吉田が公式記載の代表値) |
| アクアクララ | 29.7 | 軟水 | なし(RO膜ろ過+ミネラル配合のため一定) |
| コスモウォーター | 31(京都) | 軟水 | あり(静岡50・大分36。届け先地域で自動決定) |
| オーケンウォーター | 50(富士山) | 軟水 | あり(大分36・京都丹波31。届け先により自動決定) |

代表値ベースでは、表1のとおり5社すべてが22〜50mg/Lで、一般に軟水とされる目安(60mg/L未満)でも日本の慣用区分(100mg/L未満)でも軟水です。
変動幅まで含めた場合の最大値はフレシャスの朝霧高原83mg/L(公式サイト記載・2026年8月調査)で、日本の慣用区分では軟水ですが、より細かい段階に分ける整理では中程度の硬さに位置づけられることもあります。それでも一般に硬水と呼ばれる水域には達しません。
オーケンウォーターは採水地3種の硬度が公式に明示されている
オーケンウォーターは採水地が富士山・京都丹波・大分日田の3種で、どの産地の水が届くかは届け先により自動で決まります(価格は共通)。3採水地それぞれの硬度が公式サイトに記載されているため、「自分の地域にはどの硬度の水が届くか」を契約前に確認できるのが特徴です。採水地別の硬度は表2のとおりです。
| 採水地 | 硬度(mg/L) | 区分 |
|---|---|---|
| 富士山 | 50 | 軟水 |
| 大分日田 | 36 | 軟水 |
| 京都丹波 | 31 | 軟水 |
なお、希望する産地を指定することも可能ですが、その場合は1セットあたり660〜880円(税込)の追加料金がかかります(公式サイト記載・2026年8月調査)。
オーケンウォーター
初期費用・サーバーレンタル料・送料すべて0円、天然水12L×2本で月3,950円(税込)。採水地3種の硬度を公式に明示している宅配水です(公式サイト記載・2026年8月調査)
オーケンウォーター公式サイトで料金を見る
コスモ・プレミアム・フレシャスの変動、アクアクララは一定
コスモウォーターも採水地(京都・静岡・大分)が届け先地域で自動決定される方式で、表1の31mg/Lは掲載筆頭の京都の値です。静岡なら50mg/L、大分なら36mg/Lになります。
プレミアムウォーターは採水地の自動指定方式で利用者が選べないため、本記事では公式記載の富士吉田25mg/Lを代表値としています。フレシャスは届け先ではなく「水の種類」で硬度が決まる方式で、FRECIOUS富士22mg/Lのほか、木曽20mg/L・朝霧高原83mg/Lがあります。
一方、アクアクララはRO膜ろ過した水にミネラルを配合する製法のため、硬度は29.7mg/L(公式サイト記載・2026年8月調査)で一定です。「届く水の硬度が常に同じであること」を重視するなら、天然水ではなくこの方式が候補になります。
硬度の差が意味を持つ場面(判断ロジック)
前提として、表1の5社の差はすべて「軟水どうしの差」です。区分が同じである以上、硬度の数値だけで味や用途の優劣を断定することはできません。そのうえで、硬度が話題になりやすい3つの場面について、一般的に言われている内容と、それを踏まえた選び方のロジックを整理します。
コーヒー・お茶
一般に、硬度はコーヒーやお茶の抽出に影響するとされ、軟水は成分が溶け出しやすいと説明されることが多い項目です。ただし22〜50mg/Lという範囲内の差が味にどの程度の違いを生むかについて、各社公式サイトに裏付けとなる記載はありません。
判断ロジックとしては「抽出用の水として、より低硬度側に寄せておきたい」という考え方の人が、表1の低硬度側(フレシャス22・プレミアム25)を候補にする、という整理になります。
出汁・和食
和食の出汁には軟水が向くとされるのが一般的な説明で、硬水は出汁の抽出を妨げるといわれます。この観点では、表1の5社はいずれも軟水であり、「出汁に不向きとされる硬水」に該当する社はありません。つまり出汁目的で5社の間に決定的な差はなく、硬度を理由にどれかを除外する必要はない、というのがデータから言える結論です。
飲みやすさ
硬度が低いほど口当たりが軽く癖がない、と一般に説明されますが、感じ方には個人差があり、同じ軟水域内の差を明確に区別できるかは人によります。数値の絶対値にこだわるよりも、「届く水の硬度が固定か、採水地で変わるか」「変わる場合、事前にどの硬度になるか確認できるか」という確実に比較できる軸で選ぶほうが実用的です。
浄水型5社は硬度の公式記載なし(地域の水道水に依存)
浄水型のウォーターサーバー5社(every frecious・クリクラ feelfree putio・しずくりあ Skitto・ハミングウォーター・ウォータースタンド)については、いずれも出てくる水の硬度が公式サイトに記載なしです。これは記載漏れというより方式上の必然で、浄水型は自宅の水道水をろ過して使うため、出てくる水の硬度は元になる地域の水道水の硬度に依存し、全国一律の数値を示せないからです。
硬度を軸に選びたい人は、まず自分の地域の水道水の硬度を水道局の水質検査結果などで確認する必要があります。地域ごとの水源と硬度については、当サイトの名水記事群、たとえば北海道の名水を扱った記事のように、水源データ表で硬度を収録しています。
まとめ:軟水・硬度で選ぶならこう決める
宅配水5社はすべて軟水(代表値22〜50mg/L)であり、「軟水か硬水か」で選ぶ必要はありません。硬度を軸にした選び方は次の条件分岐で整理できます。
- 軟水の中でも、より低硬度側を選びたい → フレシャス22mg/L・プレミアムウォーター25mg/L(表1参照。いずれも当サイトの提携リンク対象外)
- 届く水の硬度が常に一定であることを重視する → アクアクララ29.7mg/L(RO膜ろ過+ミネラル配合。提携リンク対象外)
- 天然水で、届く水の硬度を契約前に確認したい → オーケンウォーター(採水地3種の硬度がすべて公式記載。届け先により富士山50・大分日田36・京都丹波31mg/Lのいずれかに自動決定)
- 浄水型を検討している → 硬度は地域の水道水次第。まず自分の地域の水道水の硬度を確認する
硬度の数値そのものはどの社も軟水域で大差がないため、最後の決め手は「硬度が事前に分かるか・固定か」という情報開示の軸になります。この点で、採水地別の硬度を公式に明示しているオーケンウォーターは、硬度基準で選ぶ人にとって判断材料が最もそろっている宅配水です。
オーケンウォーター
初期費用・サーバーレンタル料・送料すべて0円、天然水12L×2本で月3,950円(税込)。採水地3種の硬度を公式に明示している宅配水です(公式サイト記載・2026年8月調査)
オーケンウォーター公式サイトで料金を見る