Loccaの卓上型と床置き型の選び方

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Locca(ロッカ)には卓上型のlitta(リッタ)と、床置き型のSlim-RⅡ(スリムアールツー)・Locca Smart(ロッカスマート)の3機種があります。「卓上と床置きのどちらを選べばいいのか」で迷っている人向けに、寸法・温度帯・フィルター交換周期・電気代目安・月額を、公式サイトの記載だけで比較します。掲載する数値はすべて2026年8月時点の公式サイト調査にもとづきます。

結論:置き場所が限られるならlitta、温度帯の多さで選ぶならLocca Smart

先に結論です。カウンターや台の上に置きたい・設置スペースが限られている場合は、3機種で唯一の卓上型であるlittaが候補になります。幅230×奥行347×高さ500mm・12.8kgのコンパクト設計です(公式サイト記載・2026年8月調査)

一方、床置き型の2機種は再加熱約90℃に対応し、給水タンクも4.0Lと卓上型より大容量です。特にLocca Smartは冷水・常温・約55℃・温水約80℃・再加熱約90℃の5温度帯に対応しており、常温水や約55℃の中間温度まで使いたい人に向きます。フィルター交換も12ヶ月に1回と3機種で最も間隔が長い設定です。それぞれの違いを、比較表で詳しく見ていきます。

カウンターの上に置く卓上型サーバーと、床に直接置く床置き型サーバーを一般的な形で並べ、寸法・重量・給水タンク容量を添えたイラスト
卓上型はカウンターの上、床置き型は床に直接。まず置き方が違います(一般的な形のイラストです)。図:水のソムリエ編集部作成

Locca 3機種の仕様比較表(卓上型 vs 床置き型)

まず前提として、卓上型はカウンターや台の上に置く前提の小型サーバー、床置き型は床に直接置く前提の縦長サーバーです。一般に卓上型は省スペースで軽い代わりにタンク容量や機能が絞られ、床置き型は設置面積と引き換えに容量・機能に余裕があります。Loccaの3機種もこの構図どおりで、違いは次の表のとおりです。

項目litta(卓上型)Slim-RⅡ(床置き型)Locca Smart(床置き型)
寸法幅230×奥行347×高さ500mm公式サイトに記載なし幅260×奥行382×高さ1200mm
重量12.8kg20.0kg21.0kg
給水タンク容量3.0L4.0L4.0L
温度帯冷水約5℃・温水約87℃冷水約6℃・温水約80℃・再加熱約90℃5種類(冷水約6℃・常温・約55℃・温水約80℃・再加熱約90℃)
フィルター交換周期8ヶ月に1回(総ろ過水量800L)9ヶ月に1回(約3.3L/日目安)12ヶ月に1回(約5L/日目安)
除去物質29物質(JIS S 3201:2019の17項目+その他12物質)29物質(JIS17+12・PFOS/PFOA含む)29物質(PFOS/PFOA含む)
電気代目安約587円/月(エコ約469円)約692円/月(エコ約571円)約744円/月(エコ約609円)
月額(税込・プラン名併記)Loccaお得プラン(6年契約)2,380円基本プラン2,900円基本プラン3,300円
表1:Locca 3機種(卓上型litta・床置き型Slim-RⅡ/Locca Smart)の仕様比較。公式サイト記載(2026年8月調査)

3機種とも月額定額の使い放題で、フィルター代は月額に含まれる料金体系です(littaの機種ページに月額込みの明記あり)。このほか契約時に初回登録事務手数料3,300円がかかります(公式サイト記載・2026年8月調査)。なおSlim-RⅡの本体寸法は、2026年8月時点で公式の製品ページに記載がありません。設置場所の寸法をシビアに検討したい場合は、契約前に公式サイトや問い合わせで最新情報を確認してください。

卓上型litta:省スペース重視の選択肢

littaは3機種で唯一の卓上型です。特徴を整理すると次のとおりです。

床置きスペースを確保できない住まいや、サーバーの存在感を抑えたい人に向く構成です。ただし給水タンクは3.0Lと床置き型(4.0L)より小さいため、使う量が多い家庭では給水の回数が増える点は理解しておきましょう。タンク給水式は「タンクが空になったら水道水を注ぎ足す」方式なので、タンク容量の差はそのまま給水頻度の差につながります。卓上型というカテゴリ全体の比較は、卓上型ウォーターサーバー4機種の比較記事で他社機種も含めて整理しています。

なお、littaの月額2,380円は「Loccaお得プラン(6年契約)」の金額です。プラン名を確認せずに金額だけで判断しないよう注意してください。

3機種で使える温度帯を横に並べ、litta は2種類、Slim-RⅡ は3種類、Locca Smart は5種類であることを示した図
温度帯は litta が2種類、Slim-RⅡ が3種類、Locca Smart が5種類です。図:水のソムリエ編集部作成

床置き型2機種:再加熱対応と大きめタンクが共通点

Slim-RⅡ:再加熱約90℃対応のスタンダード機

Slim-RⅡは床置き型のスタンダード機です。冷水約6℃・温水約80℃に加えて再加熱約90℃に対応しており、カップ麺や熱めの飲み物用に高温の湯を使いたい場面に対応できます。冷水タンクUV殺菌・エコモード・ALL LOCKスイッチを搭載し、フィルター交換は9ヶ月に1回(約3.3L/日目安)。電気代目安は約692円/月(エコ約571円)、月額は基本プラン2,900円(税込)です(公式サイト記載・2026年8月調査)

注意点は前述のとおり、本体寸法が公式製品ページに記載されていないことです(重量20.0kgのみ記載)。床置き型は設置スペースに加えて放熱や給水動作のための余裕も考える必要があるため、設置計画の立て方は設置場所と寸法の記事を参考にしてください。

Locca Smart:5温度帯対応の上位機

Locca Smartは床置き型の上位機で、最大の特徴は5種類の温度帯です。冷水約6℃・常温・約55℃・温水約80℃・再加熱約90℃に対応し、3機種で唯一、常温水と約55℃の中間温度が使えます。常温水は薬を飲むときや冷たい水を避けたいとき、約55℃は白湯に近いぬるめの湯を使いたいときなど、用途の幅が広がります。本体は幅260×奥行382×高さ1200mm・21.0kgです(公式サイト記載・2026年8月調査)

フィルター交換は12ヶ月に1回(約5L/日目安)と3機種で最も間隔が長く、交換の手間を減らしたい人に向きます。電気代目安は約744円/月(エコ約609円)と3機種では高めですが、対応温度帯の多さとのトレードオフです。月額は基本プラン3,300円(税込)です。常温水という機能自体の各社対応状況は常温水対応サーバーの記事で、電気代の考え方は電気代比較の記事で詳しく扱っています。

水栓から給水タンクに水道水を注ぎ、サーバー本体にセットする流れを一般的な形で描き、タンク容量の違いと3機種の共通点を添えたイラスト
3機種ともタンク給水式で、水道工事は不要。タンク容量の差はそのまま給水頻度の差になります。図:水のソムリエ編集部作成

3機種で変わらない共通点

違いばかりに目が行きがちですが、次の点は3機種共通です。ここが共通だからこそ、機種選びは「置き場所・温度帯・交換頻度」に絞って考えられます。

衛生面の機能では、littaとSlim-RⅡに冷水タンクUV殺菌の記載があります。またチャイルドロック系の装備はlittaが温水チャイルドロック、Slim-RⅡがALL LOCKスイッチと機種で形が異なるため、小さな子どもがいる家庭は方式の違いも確認しておくとよいでしょう(公式サイト記載・2026年8月調査)

置き場所・使いたい温度・手間とコストの3つの条件で機種を選び分ける整理を3枚のカードで示した図
共通点が多いぶん、選び分けは「置き場所・温度帯・交換頻度」の3点に絞れます。図:水のソムリエ編集部作成

卓上型と床置き型、どちらを選ぶか(条件別)

表1の違いを踏まえ、条件別に整理します。

設置スペースで選ぶ場合

床にサーバーを置くスペースがない、またはカウンター上に置きたい場合はlitta一択です。逆に床置きスペースがあり、給水の回数を減らしたい(タンク4.0L)なら床置き型2機種が候補になります。Locca Smartは高さ1200mmあるため、上から水を注ぐ給水動作も含めて設置場所をイメージしておくと失敗しにくくなります。また卓上型は「置く台の耐荷重と天板の奥行」、床置き型は「幅・奥行に加えて周囲の放熱スペース」というように、タイプごとに確認すべきポイントが変わる点も押さえておきましょう。

使いたい温度で選ぶ場合

冷水と熱めの温水(約87℃)だけで足りるならlittaで十分です。再加熱約90℃まで欲しいならSlim-RⅡ以上、常温水や約55℃の中間温度まで使いたいならLocca Smartが唯一の選択肢になります。

月額とプランで選ぶ場合

公式の料金詳細ページに記載された月額は、litta「Loccaお得プラン(6年契約)」2,380円・Slim-RⅡ基本プラン2,900円・Locca Smart基本プラン3,300円(いずれも税込)です(公式サイト記載・2026年8月調査)。金額だけを見ればlittaが低めですが、littaの2,380円は6年契約のお得プランの金額であり、契約期間の条件がほかと異なる点に注意が必要です。月額はプラン名とセットで確認し、契約期間まで含めて比較してください。

ランニングの手間とコストで選ぶ場合

電気代目安はlitta約587円/月<Slim-RⅡ約692円/月<Locca Smart約744円/月の順で、いずれもエコ機能使用時はさらに下がる目安が公式に示されています(公式サイト記載・2026年8月調査)。一方フィルター交換の間隔はLocca Smart(12ヶ月)>Slim-RⅡ(9ヶ月)>litta(8ヶ月)の順で長く、交換の手間は床置き上位機ほど少なくなります。月々の電気代を取るか、交換頻度の少なさを取るかで判断が分かれるポイントです。

なお、どの機種を選んでもLoccaの最低利用期間は基本プラン5年・お得プラン6年で、期間内の解約には1年未満50,000円(お得プランは60,000円)から利用期間に応じた段階制で減額される解約金があります(5年、お得プランは6年以上で0円)。機種選びとあわせて、5〜6年使い続ける前提で問題ないかを必ず確認してください。Loccaというサービス自体の全体像(運営会社・料金体系・契約条件)は、Loccaとは?月額定額の浄水型サーバー解説にまとめています。

Locca(ロッカ)
浄水型(タンク給水式)の月額定額サーバー。卓上型litta「Loccaお得プラン(6年契約)」2,380円・床置き型Slim-RⅡ基本プラン2,900円・5温度帯のLocca Smart基本プラン3,300円(いずれも税込・フィルター代込み)。初回登録事務手数料3,300円(公式サイト記載・2026年8月調査)
※最低利用期間は基本プラン5年・お得プラン6年で、期間内解約には段階制の解約金があります。長期利用を前提に検討してください
Locca公式サイトで機種と料金を見る

まとめ

Loccaの機種選びは「卓上型のlitta」か「床置き型のSlim-RⅡ・Locca Smart」かの選択から始まります。省スペース・低めの電気代目安ならlitta、再加熱約90℃までのバランス型ならSlim-RⅡ、常温水を含む5温度帯とフィルター交換12ヶ月に1回の手間の少なさならLocca Smartという整理です。Slim-RⅡは本体寸法が公式サイトに記載されていない点だけ、契約前に確認しておきましょう。

いずれの機種も月額定額・フィルター代込みで、最低利用期間5〜6年の長期契約が前提です。機種の違いは後から変えにくいからこそ、設置場所の採寸と使いたい温度帯の洗い出しを先に済ませてから申し込むのが確実です。本記事の記載はすべて2026年8月時点の公式サイト調査にもとづくため、契約前には最新の公式情報の確認をおすすめします。