ウォーターサーバーの電気代比較が難しい理由と目安
本記事にはアフィリエイト広告が含まれます。
ウォーターサーバーの電気代は、比較サイトでよく「最安◯円」と紹介されます。しかし当サイトは、電気代を比較表の対象にしていません。各社が公式に示す電気代は算定条件がバラバラで、横一列に並べる比較が成立しないためです。
本記事では、比較が難しい理由を公式記載の算定条件から説明したうえで、10社の公式参考値を条件付きで一覧にし、数字の正しい読み方を整理します。掲載する数値はすべて2026年8月時点の各社公式サイト調査にもとづきます。
目次
結論:電気代の数字で言えるのは3点
第一に、各社公式の電気代は算定条件(エコモードの使用有無・想定使用量・電力単価27〜29.8円/kWh)が不統一のため、同一基準での比較はできません。第二に、公式参考値はおおむね月400円台〜1,100円程度の帯にあります(表1)。
第三に、電気代の記載自体がない社もあります(10社中2社は公式サイトに記載なし)。「電気代◯円で最安」という断定は、この前提を踏まえると成立しないというのが本記事の立場です。
比較の前提条件
表1の金額は各社公式サイト記載の「参考値」であり、当サイトの費用比較(月額・初期費用・解約金)には算入していません。総額の比較は初期費用+1年目総額の費用比較で扱っており、そちらも電気代を含まない基準で統一しています。
10社の電気代(公式参考値)と算定条件
| サービス名 | 方式 | 公式参考値/月 | 公式記載の算定条件 |
|---|---|---|---|
| every frecious(エブリィフレシャス) | 浄水型 | 401円〜 | tallのSLEEP/ECO機能使用時の下限値(通常モード時の金額は公式記載なし。lite約623円〜・mini約453円〜) |
| クリクラ feelfree putio(プティオ) | 浄水型 | 公式サイトに記載なし | — |
| しずくりあ Skitto(スキット) | 浄水型 | 675円 | エコモード使用時(通常モード1,134円・27円/kWh換算) |
| ハミングウォーター | 浄水型 | 約711円 | 29.80円/kWh(2025年5月時点の単価)・温水12L/冷水18L/常温水30L/月・エコモード1日2回使用時 |
| ウォータースタンド | 浄水型 | 518円 | アイコン。冷水18L・温水18L使用時・27円/kWh(JDSA基準) |
| オーケンウォーター | 宅配水 | 474円 | エコモード1日2回使用時(月額単位の明示は公式抽出文言上未確認) |
| コスモウォーター | 宅配水 | 709円 | smartプラスの公式記載「月額709円」(測定条件の明記は確認できず。参考:Nextはエコモード1日2回で月384円) |
| プレミアムウォーター | 宅配水 | 約1,060円 | amadanaスタンダードサーバー。JDSA基準・36L/月・27円/kWh・エコモード区分なし(参考:スリムサーバー4ロングは通常約630円/エコ約520円) |
| アクアクララ | 宅配水 | 公式サイトに記載なし | — |
| フレシャス(FRECIOUS) | 宅配水 | 420円〜 | dewo iiの省エネ3機能(SLEEP・エコモード・デュアルタンク)使用時の下限値 |
比較が難しい3つの理由
理由1:エコモードの扱いが社ごとに違う
every freciousの401円〜やフレシャスの420円〜は、省エネ機能を使った場合の下限値です。一方プレミアムウォーターの約1,060円はエコモード区分なしの数値です。しずくりあは同じ機種でもエコモード675円・通常モード1,134円と、モードの違いだけで2倍近い開きがあります(いずれも公式サイト記載・2026年8月調査)。下限値と通常値を同じ表に並べて「最安」を決めることはできません。
理由2:想定する使用量が違う
プレミアムウォーターは月36L(JDSA基準)、ハミングウォーターは温水12L・冷水18L・常温水30L/月、ウォータースタンドは冷水18L・温水18Lと、電気代を算出する前提の使用量が社ごとに異なります。使う量が違えば電気代も変わるため、前提が揃わない数字の大小比較には意味がありません。
理由3:電力単価が違う
算定に使う電力単価も27円/kWh(JDSA基準)から29.8円/kWh(2025年5月時点の単価を明記するハミングウォーター)まで幅があります。同じ消費電力量でも単価が違えば金額は変わります。
それでも目安がほしい場合の読み方
公式参考値を読むときは、次の3点をセットで確認するのが実用的です。①その金額はエコモード時か通常時か(「〜円〜」の表記は下限値)、②想定使用量は自分の使い方に近いか、③電力単価はいくらで計算されているか。
また同じ社でも機種で差があります。コスモウォーターはsmartプラスの公式記載が月額709円である一方、smartプラスNextはエコモード1日2回で月384円と、機種の世代差が金額に表れています。機種まで特定して公式ページの条件を読むことが、結局は最も確実な確認方法です。
電気代を気にする人の選び方(条件分岐)
電気代を重視する場合、まず確認すべきは金額の小ささではなく「省エネ機能の有無と、その機能を日常の使い方で実際に使えるか」です。そのうえで、公式参考値の下限が小さい機種を候補にする読み方になります。
A8提携先では、every freciousのtallが401円/月〜(SLEEP/ECO機能使用時の下限値・通常モード時の金額は公式記載なし)です。なお下限値がこれに近いフレシャス(420円〜)は当サイトの提携外のためリンクは設置していません。
every frecious(エブリィフレシャス)
初期費用0円・月額3,300円(税込)の定額使い放題(浄水型)。電気代は公式参考値でtall 401円/月〜(SLEEP/ECO使用時の下限値)。新規申込は実質4ヶ月半額キャンペーンの表記があります(公式サイト記載・2026年8月8日時点。キャンペーンは終了・変更の場合があります)
every frecious 公式サイトで料金を見る
なお電気代は月々の費用の一部にすぎません。月額・初期費用・解約金まで含めた全体の費用感は、浄水型と宅配水の損益分岐点の計算とあわせて確認してください(同記事も電気代は算定条件不統一のため主計算から除外しています)。
まとめ
ウォーターサーバーの電気代は、エコモードの扱い・想定使用量・電力単価という3つの前提が社ごとに異なるため、公式値どうしを並べて最安を決めることはできません。公式参考値はおおむね月400円台〜1,100円程度の帯にあり、記載のない社も2社あります。
金額の一人歩きに惑わされず、算定条件3点をセットで読むこと。それが電気代との正しい付き合い方です。いずれの数値・記載も2026年8月時点の各社公式サイト調査にもとづくため、契約前には最新の公式情報の確認をおすすめします。